2019年 04月 12日

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疑似ザーメンの作り方とそれを使った意外な理由

工藤タツオ(AVカメラマン)

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最近のエロ動画を見ると、ザーメンどろ〜りというシーンが多い。

なぜかこの頃は中出しが当たり前で、ゴム付きのエロ動画なんかまず見ることはない。

でも、僕がカメラマンをやっていた頃はゴム付きが普通だった。

顔射やフェラさせて口に出すのはあったけど、マ○コに出すのはあまりなかったよ。

近頃のAV女優はみんなピルを飲んでるんだろうね、たぶん。

だから、僕たちはいつでもザーメンどろ〜りのエグイ動画を見れるようになったわけだ。

それはいいんだけど、妙なもので、そうなるとたまにゴム付きでやってる動画を見たりすると、かえってそっちのほうがリアルでよかったりするんだよな。

そう思うのは俺だけかなぁ?(笑)

ゴム付きはリアル?リアルじゃない?

だって、みんなセックスするときはゴムつけるのが普通だろ?

だからゴム使ってるほうが普通っぽく見えて、リアルな気がするんだけどな。

要するに、作り物じゃないって感じで(実は作り物だけど)

昔のAVにゴム付きが多いのは、2つの理由があると思う。

ひとつは、単純に避妊のため。そしてもうひとつは、エイズを警戒していたんじゃないかな。

当時はエイズという、かかったらあとは死を待つだけの、恐しい病気が流行り始めた頃だったからね。

だから、不特定多数の相手とゴムなしでやるのはヤバいという風潮だった。

それがAV業界でも浸透して、自然とゴム付きが普通になったみたいだ。

エイズがAVに与えた影響

エイズが体液を媒介して伝染することは知られていた。体液って、唾液とか血液、愛液、精液などね。

だから、当時はフェラして口からザーメンだら〜りのシーンだって、あまりホンモノの精液は使わなかったんだ。

もちろん、アソコからザーメンが流れるシーンだって、ホンモノの精液じゃないことが多かった。

昔のAVを知らない世代には、ピンとこない話かもしれないな。

では精液の代わりに何を使っていたかというと、これがマチマチだった。

結局、見た目が精液に見えればいいわけだから、白っぽい液体を混ぜてそれらしいものを作っていたんだ。

一応の基本形みたいなものはあったようだけど、それぞれの制作会社や撮影チームで独自に「進化」させていた。

疑似ザーメンを作るのは助監督や小道具係の仕事だったから、僕は詳しい作り方は知らないけどね。

疑似ザーメン作りの苦労

マ○コから流れ出す精液はそれらしく見えれば何でもいいけど、フェラして口から垂らす場合はそうはいかない。

なにしろ、一度口に入れるわけだからね。飲めるものでないと使えないわけさ。

いろんなものを使ってたよ。白いフレンチドレッシングとかヨーグルトとか、あとカルピスやコンデンスミルク、生クリームなんかもね。

精液特有のとろみと光沢を出すために、片栗粉やポタージュスープなんかも使ってたっけ。

そうそう、山芋を使ったこともあったな。これは肌が弱い女優だと、あとがかぶれるから大変だったけど。

疑似ザーメン作りが始まると、撮影現場においしそうなにおいが立ち込めちゃってね(笑)

まるで料理番組の撮影みたいだったよ。

それだけ手間かけて精液を作っても、撮影してみるとどうもホンモノらしく見えないことが多かった。

作ったモノだけ見ると精液らしく見えても、アソコや口から垂らすと嘘っぽく見えてしまう。

おそらく、見た目はそっくりでも、粘り気が違うんだろうと思う。

最近は昔ほどエイズの心配をしなくなったから、自然と中出しが増えて疑似ザーメンはいらなくなった。

別にエイズがなくなったわけではなく、単にエイズの報道が減っただけなんだけどね。

何にしても、疑似ザーメンというのはAVの一時代を担った小道具であることは間違いない。

たまには古いAVでも見て、作り物の精液をじっくり観察するのも面白いかもよ。


文|工藤タツオ(AVカメラマン)

このコラムを書いた人

工藤タツオ(AVカメラマン)

AVカメラマンの経験がある異色のライター。現在はアダルト小説と サブカル記事を書いているが、アダルトネタはAV撮影時代の経験を元にしたものも少なくない。

工藤タツオ(AVカメラマン)

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