しゃねる
すけべなおねぇちゃん【小説】
2026/09/20 (日) 21:41:32

「またこれか。お姉ちゃん、少しは食費の自覚持ってよ。お母さんにまた怒られてるじゃん」
リビングのテーブルで、山盛りのホイップクリームとメープルシロップがこれでもかと乗ったパンケーキを頬張りながら、お姉ちゃん――血の繋がりはないけれど、戸籍上は姉にあたる美鈴(みすず)は、あぐらをかいたままけろりとした顔で笑った。
「んふぅ、おいしーい。いいじゃん、人生甘いものが正義なの! ほら、ボクもひと口食べる?」
フォークにたっぷりの生クリームを刺して差し出してくるが、僕は呆れてそっぽを向く。
「いらない。っていうか、そんなんばっか食べてるから、お母さんに『美鈴は食費がかかりすぎて困る』って小言を言われるんだろ」
ちょうどそのタイミングで、冷蔵庫のチェックをしていた母親がため息をつきながらリビングに戻ってきた。
「本当よまったく。それに比べて、ボク君は細くて全然食べないんだから、食費がかからなくて助かるわぁ。ねえ、ボク君、少しはこの大食い姉ちゃんを見習いなさいよ」
母親はそう言ってクスリと笑い、財布とエコバッグを手に取った。
「ちょっとスーパーの特売に行ってくるから、留守番よろしくね」
ガチャリ、と玄関のドアが閉まる。
リビングには、お姉ちゃんと僕の二人きりが残された。
お姉ちゃんはフォークを皿に置くと、ニヤニヤと意地の悪い、けれどどこか妖艶な笑みを浮かべてこちらをじっと見つめてきた。
……嫌な予感がする。だいたい、母親に怒られたり僕に注意されたりした直後のお姉ちゃんは、決まって僕を標的にした「えっちな仕返し」を仕掛けてくるのがお決まりのパターンだ。
案の定、数分後。
自室で大学の課題を開いていた僕の部屋のドアが、ノックもなしにバァンと開いた。
「ただいまぁ、ボク君♡」
振り返った僕の喉が、思わずキュッと引きつる。
そこには、今日の買い出しの愚痴を帳消しにするかのような、無垢で清楚な純白のセクシーランジェリー一枚だけを身にまとったお姉ちゃんが立っていた。艶やかな肌を包む白い生地はそれだけで背徳的だが、その中心――ちょうどふくよかな谷間のすぐ上にだけ、上品なサテンの白いリボンがひとつ結ばれている。
「っ……ちょっ、変態! なんでそんな格好してんだよ! すぐ部屋から出ていけ!」
慌てて顔を背けながら拒絶すると、お姉ちゃんは面白がるようにクスクスと笑いながら、すりすりと足音を立てて僕に近づいてきた。
「ふーん、ほんとに〜? そんなに嫌そうにしてるけど、本当はこの胸元にちょこんと結ばれたリボン、自分で解いてその下を見たくなっちゃうよねぇ? ♡」
挑発するように、自分の胸元を飾るその一つのリボンを指先でチョンと触ってみせる。リボンを解けば、その隠された柔らかな双丘がすべて露わになってしまうという作りだ。
いつもこうだ。この女は、僕が真面目に生きようとするほど、こういうふざけた色香でペースを乱してくる。いつもなら、僕は冷や汗を流しながら「ふざけんな!」と怒鳴りつけ、力任せにお姉ちゃんを部屋から無理矢理追い出していたはずだった。
――ハズだった。
お姉ちゃんがさらに一歩詰め寄ってきたその瞬間、床に落ちていた僕の散らかった参考書に、彼女のむちむちな足が派手に引っかかった。
「あっ……!」
「うわっ!?」
重心を崩したお姉ちゃんがバランスを失い、そのままの勢いで僕の身体めがけて倒れ込んできた。
ズドン! と重たい音を立てて、僕の背中がフローリングの床に打ち付けられ、その上に柔らかい温もりが覆い被さる。
至近距離。白いランジェリーに包まれたお姉ちゃんの胸元が、僕の顔のすぐ目の前にあった。
甘い香水と、お姉ちゃん特有の体温が鼻腔をくすぐる。
うわあ、最悪だ。頭では「どけよ!」と思っているのに、男としての本能に逆らうことはできず、心臓はバクバクと五月蠅い音を立てていた。
お姉ちゃんは、僕の上に乗っかったまま、ふふんと勝ち誇ったような、余裕の笑みを浮かべる。
「痛いなー♡ でも、こんなことになっちゃって♡ ……どうするの、意気地なし君♡ でも、このリボンを解いたらあたしの胸が丸見えになっちゃうんだから、恥ずかしがり屋のボク君じゃ絶対解くことできないもんね? ♡ 可愛い〜、あたしの手の上で転がされてさぁ……」
そのバカにしたような、からかうような声音を聞いた瞬間、僕の中で何かがプッツンと音を立てて切れた。
いつもだ。いつもいつも、お姉ちゃんが一方的に主導権を握って、僕を子供扱いして楽しんでやがる。
我慢の限界だった。
「……なっめんなよ」
「え?」
お姉ちゃんが油断しきった声を漏らした瞬間、僕は彼女の腰を両手でガッチリと掴み、反撃に転じた。
胸元で一つだけ結ばれていた白いリボンに手をかけ、理性をかなぐり捨てて一気に引っ張り、無理矢理ほどき捨てた。
「ちょ、まっ……!?」
リボンがほどけた瞬間、白いランジェリーの合わせ目が左右に開き、お姉ちゃんのむき出しの柔らかな双丘が目の前に露わになった。
それまで余裕ぶっていたお姉ちゃんの顔から血の気がサーッと引き、「え?」と間の抜けた、完全に困ったふうの大きな目をパチクリとさせた。初めて見る、彼女の焦り切った表情。
ざまあみろ、だ。
「いつもいつも、調子に乗ってんじゃねぇよ」
スイッチが入ってしまった僕は、そのまま両手をお姉ちゃんの丸出しの胸に伸ばし、その生々しい感触を確かめるようにぐにぐにと力いっぱい揉みしだいた。
「え、あ、ちょっと、ねぇ、待って、ちょっと……っ!?」
いつもは余裕で人をからかう立場のくせに、いざ丸見えになった胸を直接揉まれると、お姉ちゃんは顔を真っ赤に染め上げ、信じられないほどアタフタと狼狽えはじめていた。
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お店情報
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| 店名 | エンジェルマスカット |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6802-3795 お問合せは「マニアックス見た」で! |
| 営業時間 | 10:00~22:00(金土~23:00、日祝~20:00) |
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